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ベリッシモ・フランチェスコが、「魚伝 代表取締役」、伝宝健次郎氏に出会った。

 
  魚伝店主
伝宝 健次郎
住所 小豆郡小豆島町草壁本町465-1
TEL 0879-82-1523
   
大将はしゃべって動いて、動いて、しゃべる。ヒョイと生簀にあがってまたしゃべる。ボクはいつ話しかけたらいいか困ったほど。でも、そのおしゃべりには仕事に対する誇りがあふれている。
  「遠くから来てくれたんやから、ぜひうちの魚を食べて」と、鯛とスズキをさばいてくれる大将。とにかくサービス精神旺盛で、買物にきた人にも驚くほどのオマケをサービスしてしまうそう。   小豆島の魚のうまさと大将の目利きに惚れて、魚伝には全国からの注文が届く。ボクがイタリア料理研究家と知ると、「ワシもイタリアンが好きなんや。小豆島の魚は合うで!」と大将。同感!
 

小豆島の魚は世界一!大将のマシンガントーク炸裂

 
「アンタさんは日本語はわかる?」から始まった魚伝大将・伝宝健次郎さんとの会話。ボクが「ハイ、大丈夫です」と言うや否や、大将のマシンガントークが始まった。「これが世界一うまい小豆島の鯛や!鯛はな、太平洋から鳴門の渦潮でもまれて小豆島に来る。にが潮の太平洋から甘潮の瀬戸内海に入ったら味が一気にうまくなるんや」。・・・とまくしたてられて圧倒されてしまった。
  店先には水揚げされたばかりの魚介類が入ったとろ箱がひしめき、奥には多数の生簀。「どうよ、このヒラメ。世界一やで。コレ持って写真撮ったらええ!これコブダイ。味噌漬けにしたら世界一。世界一のワタリガニもあるで」と世界一を連発する大将。「島の魚にホントに自信があるんですね」と言うと、「当たり前や。自信がないと日本中に送らんわ!」と言い切った。う〜ん、男前だ。
  「小豆島の魚がどんだけうまいか、やっぱり食べてみんとわからんわなぁ」と大将が立派なスズキと鯛をさばき始めた。おぅ!プリプリしていて歯ごたえがすごい。「噛めば噛むほど甘みが出ますねぇ」と言うと「さすが料理人や。その通り!天然ものは後から甘みがくる。いやぁ、気持ちがいい食べっぷりやな」と大将。はい、ごちそうさまでした。小豆島の魚はきっと世界一です!