HOME > 島の人々 〜 藤本秀徳/海と山の幸 HICOS 〜

ベリッシモ・フランチェスコが、和食創作ダイニング料理人 山下秀徳氏に出会った。

 
  海と山の幸 HICOS
藤本 秀徳
住所 小豆郡土庄町淵崎甲2153-2
TEL 0879-62-5619
http://hicos.net
   
こちらがこの日いただいたランチ。和食をベースにした創作料理はシェフのアイディアが光る手の込んだものばかり。素材のバランス、栄養のバランスがすばらしい。充実のランチに大満足。
  すばらしい料理の数々を前に、思わず「シェフ、料理を撮ってもいいですか?」。頭の中では「コレ、イタリアンでも使えるアイディアかも!」なんて考えながら、シャッターを切ったボク。   手にしているのは「自家製ごま豆腐」。シェフによれば、ごまの表皮を丁寧にむいて中身だけをすり潰した練りゴマを特別に卸してもらっているそう。そんなわけでこのごま豆腐は色白なのだ。
 

小豆島の海と山の幸を創作料理でいただく幸せ

 
食の豊かな小豆島でのランチは、今回の旅の楽しみのひとつ。小豆島通からの情報により選んだのは、島の食材を使った創作料理が味わえる「海と山の幸 HICOS」だ。シェフの藤本さん自らが毎朝、魚市場で水揚げされたばかりの魚を仕入れ、朝市でみずみずしい野菜をそろえる。それらの素材で腕をふるってくれた料理の数々が目の前にズラリ!さて何から箸をつけようか?
  どの料理もメインとなる食材が引き立つように考えられ、ひと皿ごとに工夫がある。今日のメインディッシュは「舌平目のムニエル」。小豆島では舌平目はその平べったい形から「ゲタ」と呼ばれているそう。タラゴン、エストラゴンなどのハーブが入った自家製タルタルソースがムニエルによく合う。「ハリイカのエスカビッシュ風」もトマトソースの甘酸っぱさがとてもさわやかだ!
  ご飯のおいしさにも感激!中山の千枚田という棚田でとれる希少なお米だそう。料理は洗練されている上に栄養バランスが抜群、盛り付けや器も美しく、女性に人気なのもうなずける。ボクのポリシーは「料理で全ての女性を幸せに!」なんだけど、藤本シェフもきっと同じなんじゃないかな?そして、食の豊かなこの島は、料理人をも幸せにしてくれているような気がした。