小豆島そうめんの特色のひとつが手延べの工程で麺の表面にゴマ油を塗ること。麺と麺がくっつくのと、乾燥を防ぐためだが、ゴマ油を使うのは小豆島だけ。「ゴマ油は風味がよい上、他の油よりも格段に酸化しにくいので麺の品質を保ってくれるんです」。実は小豆島には国内シェア1を誇るごま油メーカーがあるそうだ。小豆島はなんて「食」の豊かな島なんだろう!
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ボクは最終工程のひとつ「箸分け」作業に挑戦した。この工程でそうめん本来の細さまで延ばして乾燥の準備をする。箸分けは、交差してくっついている麺の間に竹箸を入れて麺を分ける作業のこと。箸を麺の間に慎重にすべり込ませたら、箸をグイッと右と左に動かす。すると重なっていた麺がスーッと分かれて細い細いそうめんになった。この作業、結構、爽快!
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「箸分けはスピードも重要。生地が乾燥して固くなると延ばせなくなるからね」と言われ、ちょっとスピードアップ。だんだん作業がリズミカルになってきたとほめられた。よし、この様子はボクのTwitterにもアップしちゃおう!箸分けが終わったそうめんは半日ほど天日にさらして乾燥させる。白いそうめんが風に揺れている光景は、のどかな小豆島によく似合うなぁとしみじみ・・・。 |